山久漆工

漆器は塗りあがったときが完成ではない と言われます。塗りあがった後も紫外線など自然の影響をうけて漆は長い時間をかけてゆっくりと塗膜が固化して、透明に近づきます。これにより黒、朱、白といった色に奥深さがでてきます。この微妙な自然の変化に、私たちは漆のいとおしさを感じることができます。